FRP防水工事の相場価格は?工法や見積もり書の注意点、業者選びのポイントを解説!

FRP防水工事の価格相場は?工法や見積もり書の注意点、業者選びのポイントを解説!
  • FRP防水工事を考えているから価格が知りたい
  • FRP防水工事の見積書が高額すぎて不安・・・
  • 施工業者を決めるポイントを知りたい

そんなお悩みありませんか?

FRP防水工事の相場価格は4,500円~8,500円/㎡前後ですが、施工面積や工法などによって金額が上がる場合があります。

また、高額な見積書は不要な工事の追加水増し請求かもしれません。

その際は、必ず業者に見積書の内容を確認するようにしてください。

そして、防水工事の業者選びで重要なのは、”施工実績があるか“です。

この記事では、FRP防水工事の相場価格や見積もり書の注意点業者選びのポイントを解説します。

目次

FRPとは

FRPガラスマット

はじめに、FRPについて紹介します。

FRPとは?FRP防水とは?

FRPとは、繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced plastics)の略称のことです。

FRP防水とは、FRPで作ったガラス繊維にポリエステル樹脂を組み合わせて形成する複合材料のことを指します。

浴槽やプールなど身近なものから、ロケットや人工衛星の一部にも使われていて、その性能の高さが分かります。

FRP防水について、こちらの記事で詳しく紹介していますので併せてご覧ください。

FRP防水のメリットデメリット

メリットとデメリット

次に、FRP防水のメリットとデメリットを紹介します。

メリットデメリット
軽量で強度がある

防水性が高い

継ぎ目ができない

硬化速度が速い
柔軟性が低い

紫外線に弱い

強い刺激臭がある

コストがかかる

FRP防水の施工手順

ステップ123!

では、FRP防水の施工手順をご紹介します。

  1. 高圧洗浄機で床面の汚れを落とす
  2. 塗装面を目荒らし(サンディング)する
  3. アセトン拭きをして、表面の油分や汚れを落とす
  4. プライマー塗布(下塗り)
  5. ガラスマットを敷いてからポリエステル樹脂を塗布
  6. 乾いたらトップコートを塗布して完成


もっと詳しい施工手順については、こちらの記事をご覧ください。

FRP防水の価格相場と費用があがる理由

おかね

業者や地域によって異なりますが、平均相場は4,500円~8,500円/㎡前後です。

また、FRP防水の工事で金額が上がる理由として、以下の要素が挙げられます。

施工面積が広いから

施工面積が広いと、その分、材料費や人件費がかかるため、コストがかかります。

下記の表がFRP防水のベランダ施工面積と相場価格です。

施工面積相場価格
5㎡65,000円~85,000円
10㎡120,000円~180,000円
15㎡210,000円~260,000円
※施工価格に諸経費が上乗せされた相場です。

追加で施工が必要になる可能性がある

見積もりのときは、FRP防水の再施工だけの予定が、実際に工事を始めると他の破損箇所が発覚し、追加の工事が必要になる場合があります

材料や工事内容によって追加料金も大きく変わります。

もし、追加工事が必要になった場合は、施工業者としっかり話をして決めるようにしましょう。

FRP防水の工法による

FRP防水には、「密着工法」と「通気緩衝工法」という2種類の工法があります。

「密着工法」は、新築の住宅や下地が痛んでいない場合に利用される工法です。

「通気緩衝工法」は、通気用シートを挟み内部の水分を脱気筒から外に出す工法です。

築年数の経っている建物の場合は、水分を含んでいる可能性があるため通気緩衝工法がおすすめです。

FRP防水以外の種類

次に、FRP防水以外の防水工事をご紹介します。

ウレタン防水

ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を作る防水工法です。

柔軟性があり、弾性に優れているため、広いベランダやバルコニー、屋上などが施工場所に向いていると言えます。

FRP防水とウレタン防水の違いについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

シート防水

屋上のシート防水

シート防水とは、シートを貼り付けて防水層を形成する工法で、塩ビシートやゴムシートなど種類があります。

シート防水は、耐久性が高く腐食しにくく、耐用年数が長いことが特徴です。

また、広い面積を一度に施工できるため、ビルやマンションの屋上などが施工場所に向いています。

アスファルト防水

屋上のアスファルト防水

最後に、アスファルト防水です。

アスファルト防水は、防水材シートと溶かした防水工事用アスファルトを染み込ませて作る防水層のことです。

熱を使用するため狭い場所での施工は不向きで、屋上などの広い場所が施工場所に向いています。

耐用年数は一般的に15~30年と言われていていますが、施工に高い技術が必要なため、近年では施工数が減っています。

FRP防水業者の選び方とポイント

作業するお兄さん

FRP防水を施工できる業者は、リフォーム会社や防水専門業者塗装業者などです。

業者の種類や特徴、施工実績などを確認することで、安心して施工を任せられると思います。

ぜひ、以下のポイントを業者選びの参考にしてみてください。

相場通りの価格か

FRP防水の工事をするにあたって、一番大事なのが”価格“です。

地域差や施工内容もありますが、あまりに相場価格より高額な場合注意が必要です。

水増し請求や不必要な工事が追加されている可能性があります。

また、”相場より安すぎる”という場合も、完成時の品質が低下する可能性があります。

人件費を削って手抜き工事をされたり、必要な工程を省いて施工をしている可能性もあるため危険です。

見積もりに不要な項目はないか

見積もり書を見たときに、頼んでない工事が増えていたり、分からない言葉が記載されている場合は要注意です

必要のない工事をして、その分の料金を上乗せされている可能性が高いです。

もし、見積もり書に分からない言葉が記載されていた場合は、必ず業者に内容を確認してください!

見積もりに工法や材料名の記載はあるか

防水工事の見積もり書には、工法や材料、単価、数量などの記載があります。

工法の記載や「バルコニー」「屋上」といった施工範囲が記載されています。

使用する材料の種類メーカー名なども記載されているか確認しましょう

不要な工事や手抜き工事、水増し請求をされないためには、見積もり書に記載されている工事内容をきちんと把握することが大切です。

施工実績のある業者に頼む

防水工事を考えたとき、まずネットで業者を検索したり口コミを見たりすると思います。

しかし、口コミサイトは誰でも投稿できるので、正直参考にならないです。

その場合は、公式サイトなどで施工実績を確認するのがポイントです。

防水工事は経験や知識がとても大切な施工なので、施工実績のある業者を選ぶといいでしょう。

まとめ

今回は「FRP防水工事の費用相場や工法、見積もりの注意点や業者の選び方」を紹介しました。

  • FRP防水の相場価格は4,500円~8,500円/㎡
  • 高額すぎる見積書は、不必要な工事が追加されていたり、水増し請求の可能性があるので必ず業者に確認
  • 業者選びに困ったら、口コミサイトではなく公式サイトで施工実績を確認するのがおすすめ

この記事を書いた人

店長写真 eリフォーム店長 後藤

初めまして、eリフォームにご訪問下さいましてありがとう御座います。

店長の後藤まさるです。


突然ですが、『リフォームを頼んで失敗したご経験はおありでしょうか?』


私はありまして、過去実家のリフォームを家族が依頼し、よくわからないままにいい加減な工事をされてしまい、母が苦しんだのを覚えています。


人生でも数回しかリフォーム、特に屋根や防水工事などは行わないため、私と同じような思いをしてほしくないという思いから..eリフォームというお店を立上げました。


地味な我々ですが、丁寧で良いリフォーム工事をお届けできるよう全力を尽くすことをお約束致します。

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