【お問い合わせのきっかけ】
船橋市にお住まいのお客様より、雨漏りについてご相談をいただきました。
「1階の天井に複数箇所シミが出てきていて、特にベランダの支柱まわりのシミがひどくなってきている」とのことで、お問い合わせをいただいています。

担当者:後藤
棟板金・雨押え交換+コーキング補修工事
【施工前】


【施工後】

【工事内容】
- 棟板金交換(約6m)
- 雨押え板金交換(約12m)
- 屋根面コーキング補修
- 外壁クラック補修
【工事の詳細(費用・施工期間・使用材料)】
工事個所
・1階下屋根
・取り合い部
・外壁一部
施工期間
2日間
施工金額
約40万円
使用材料
・ガルバリウム鋼板(板金)
・貫板
・シーリング材

複数箇所に広がる雨漏り|放置していた症状が進行した背景
今回のお住まいは、築50年の持ち家です。
屋根は約20年前に葺き替えを行っており、2019年の台風時には棟板金が飛散し、その際に補修工事を実施されています。
ただ、2年ほど前からベランダがある側の外壁にうっすらと雨染みが出始めていたものの、「すぐに大きな影響はなさそう」「予算の都合もある」といった理由から、工事は見送っていたとのことでした。
しかし最近になって、天井のシミが家のあちこちに広がり始め、特にベランダ支柱付近からの染み出しが目立つようになったことで、「このままではまずい」と感じてご相談に至っています。
なお、ご予算としては「できるだけ抑えた範囲で対応したい」というご希望がありました。
現地調査を行ったところ、雨漏りは一箇所からではなく、棟板金の浮きや雨押えまわりの劣化、屋根面のひび割れ、さらに外壁クラックなど、複数の要因が重なって発生している状態でした。
本来であれば屋根全体の改修も検討すべきタイミングではありましたが、今回はご予算も踏まえ、「原因となっている箇所を絞り、雨漏りを止めることを優先した部分補修」という内容でご契約をいただいています。
棟板金の交換時期・雨押え板金についての詳しい内容は、ぜひ以下の記事をご覧ください。


雨漏り補修工事の様子|複数要因に対応した施工の流れ
■施工前の様子



天井のシミは複数箇所に広がっており、特にベランダ支柱まわりの症状が目立つ状態でした。
屋根と外壁の取り合い部分や、外壁のひび割れなど、雨水が入り込む可能性のある箇所が複数確認されました。
■既存板金の撤去


劣化が見られた棟板金と雨押え板金を撤去します。
内部の貫板を確認すると、部分的に痩せている箇所と、過去の補修でビスが効いていない箇所が混在しており、固定力にばらつきがある状態でした。
■下地(貫板)交換


既存の状態では板金だけを新しくしても再発リスクが高いため、貫板を新しく入れ替えます。
特に雨押え部分は外壁側からの湿気や水の影響を受けやすく、見た目以上に劣化が進んでいました。
■棟板金・雨押え板金の設置



新しい板金を設置し、屋根と外壁の取り合い部分を納めていきます。
ベランダ下の症状と対応する位置のため、水の流れを意識しながら施工を行いました。
■コーキング補修(屋根・外壁)


屋根面のひび割れや取り合い部分、外壁のクラックに対してシーリング処理を行います。
今回のように侵入口が複数あるケースでは、目立つ箇所だけでなく、雨水が伝いやすいラインや過去の補修跡まわりも含めて処理することが重要です。
特に板金まわりから流れてきた水が当たる位置は再発しやすいため、その流れを意識しながら補修を行いました。
■施工完了



板金交換と各種補修を行い、雨水の侵入経路を整理・遮断しました。
原因箇所を絞って対応することで、部分補修でも効果が見込める状態に仕上がっています。
まとめ|複数原因の雨漏りは“優先順位の判断”が重要
- 築50年の住宅で複数箇所に雨漏りが発生
- 棟板金・雨押え・外壁クラックが複合的に影響
- 全面改修ではなく、原因箇所に絞った部分補修を実施
- 下地から交換することで再発リスクを低減
- 症状の進行段階に応じた現実的な対応が可能

ベランダ下が一番ひどいため、そこが原因に見えるのですが、実際は水が集まってるだけなんですよね。
上を追っていくと棟と雨押え、両方に中途半端な補修跡があって、水の入り方が一つじゃない状態でした。
こういうケースは一箇所だけ触っても止まらないので、“どこまで手を入れるか”を先に決めてから工事を組んでいます。
今回は全面的に直す工事ではないですが、今入っている水のルートはしっかり潰しています。



