【ベランダ・バルコニーの防水リフォームの基礎知識】種類や費用、業者の選び方も解説

ベランダやバルコニーの防水リフォームの基礎知識!種類や費用、業者の選び方も解説
  • ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事を検討している
  • 防水リフォーム工事の種類が知りたい
  • 業者がたくさんあって選び方が分からない
  • 防水リフォーム工事の費用相場は?

そんなお悩みありませんか?

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事には、FRP防水ウレタン防水シート防水などがあり、それぞれ特徴が違います。

リフォームの費用相場は、防水の種類や施工範囲によって変わります。

また、防水リフォーム工事は防水層の塗装や乾燥時間など、知識と経験が重要な施工です。

業者を選ぶ際は、”施工実績がしっかりとあるか?“を参考にしてみてください。

今回は”ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の基礎知識“について徹底解説!

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の種類や費用、業者の選び方までご紹介いたします。

目次

ベランダやバルコニーの防水工事とは?リフォームとは?

ベランダ・バルコニーの床に防水工事をする業者

ベランダやバルコニーの防水工事とは?

ベランダやバルコニーの防水工事とは、雨や雪、紫外線から建物を守り、雨漏りを防ぐ工事のことです。

住宅やビル、工場など建造物に施工されています。

雨漏りなど建物の劣化を防ぐ以外にも、建物の強度や美観を保つためでもあります

“リフォーム”とは?

老朽化した建物を新築の状態に戻し、より使いやすくするために改善・改良すること“リフォーム”と言います。

“リノベーション”と混同されやすいですが、リノベーションは”大規模な改修をして、現状より価値を高めること“です。

あくまでも、既存の設備をベースに雰囲気を残しつつ、住みやすく改築・改装することを”リフォーム”と言います

ベランダやバルコニー防水の仕組み

防水層の断面図

ベランダやバルコニーの防水は、”下地→防水層→トップコート”と、重ね塗りをすることにより構成されています

下地処理を怠ると、防水層の剥がれや浮き、ひび割れなどのリスクがあります。

また、防水層は雨漏りや床材の劣化を防ぐために重要な層です。

防水層は紫外線に弱いため、屋外で長時間紫外線に晒されてしまうと、劣化が進んでしまいます。

そのために必要不可欠なのが“トップコート”の存在です。

トップコートを塗布することにより、雨風や紫外線から防水層を守り、防水層の劣化を遅らせることができます

また、カビや苔などの発生を防ぎ、美観を保つ役割もあります。


トップコートについて、こちらの記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の種類

ウレタン防水を施工したベランダの床面

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事には、どのような種類があるのか?表形式で紹介します。

スクロールできます
FRP防水ウレタン防水シート防水
メリット軽量で強度がある
防水性が高い
継ぎ目ができない
硬化速度が速い
柔軟性、耐衝撃性が高い
複雑な形状に対応している
国内主流のため取り扱い業者が多い

下地を選ばず施工可能
工期が短い
耐用年数が長い
耐久性が高い
デメリット柔軟性が低い
紫外線に弱い
コストがかかる
液体を塗布する技術が必要
硬化に時間がかかる
ウレタン特有の臭い

継ぎ目ができてしまう
複雑な形状に不向き
施工時に振動音がする
(工法による)
工法密着工法
通気緩衝工法
密着工法
通気緩衝工法
密着工法
機械固定工法
臭いスチレン臭
(独特な刺激臭)
ウレタン特有の臭い接着剤の臭い程度
トップコート必要必要不要
施工に向いている場所狭いベランダや
バルコニー
広い面積、
複雑な形状
広い場所、屋上
耐用年数約10年~20年約10年~15年約13~20年

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事が必要な症状

次のような症状は、ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事を検討する目安になります。

ひび割れ、亀裂

ひび割れてしまったベランダの床

床面のひび割れや亀裂がある場合は、注意が必要です。

表面のトップコートがひび割れをしているとき、または、防水層がひび割れてしまっている場合があります。

トップコートのひび割れは、トップコートの塗り直しで対応できますが、防水層のひび割れていた場合は再施工が必要になる可能性があります。

放置すると、雨漏りに繋がる可能性があるため、早めに修理の依頼をしましょう。

ひび割れについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

雨漏り

雨漏りしてしまった天井

まず、雨漏りが自然に直ることはありません。

雨漏りが起きてしまった場合は、バケツやタオル、ビニールシートなどを使用して二次災害を防ぎましょう。

また、雨漏りの原因を特定することはとても難しいです。

そのため、雨漏りが発生した場合は業者に連絡をして、原因の特定と修理の依頼をしましょう。

こんな症状は雨漏りの前兆かも・・・?

クロスが剥がれはじめている天井
  • 天井やクロス(壁紙)にシミやカビがある
  • クロスが浮いている
  • 天井に剥がれ、亀裂、水が染みた跡がある
  • 壁の中から水が垂れるような音がする

このような症状は、雨漏りの前兆の可能性があるため注意が必要です

防水工事のリフォーム業者の種類と選び方のポイント

業者選びのポイントとは?

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事を検討している人に、最適な業者の選び方やポイントをご紹介します。

ベランダやバルコニーの防水工事を施工する業者の種類

防水専門業者

防水専門業者とは、屋上やベランダなど“防水に関する施工に特化した業者”のことです。

防水工事のプロフェッショナルであり、防水工事に関して高い技術と専門知識を持っています。

塗装専門業者

塗装専門業者とは、“塗装を専門に扱っている業者”のことです。

外壁塗装や屋根塗装を主に施工しているため、塗装に関しての知識と技術、実績が豊富です。

リフォーム会社

リフォーム会社とは、”住宅やビル、商業施設やオフィスなどの改修を専門に行う会社”のことです。

基本的に新築物件の施工は行わず、既存の住宅やオフィスのリフォームを取り扱っています。

ベランダやバルコニー防水工事の業者選びポイント

  • 相場通りの価格設定か
  • 見積もり書に不要な項目がないか
  • 見積もり書に工法や材料名の記載があるか
  • 施工実績があるか

業者選びのポイントや見積もり書の注意点について、こちらの記事で詳しく解説しています。

業者により施工できる箇所に違いがある

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事を検討する際、「防水専門業者に頼むのが一番ベストなのでは?」と考えるのが普通です。

しかし、建物の悩みや施工希望箇所によって最適な業者は異なります。

防水専門業者は防水工事を専門としており、専門的な知識や施工実績は多数あります。

防水以外に屋根の工事も追加でお願いしたい・・・」と考えた場合、防水専門業者は施工できません

そこから屋根工事が可能な業者を探すとなると、手間やコストがかかります。

リフォーム会社は、防水工事と屋根工事が可能なため、結果的にコスト削減に繋がります。

この場合は、リフォーム会社に頼むことで、工期の短縮やコスト削減をすることができます。

※会社や業者により追加工事を一切できない場合もありますのでご注意ください!

ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の価格相場

防水リフォーム工事の費用相場とは?
防水層の再施工トップコート塗り替え
FRP防水約4,000円~8,000円/㎡約1,800円~3,000円/㎡
ウレタン防水
(密着工法の場合)
約3,000円~5,000円/㎡約1,500円~2,500円/㎡
シート防水
(シートの種類による)
約2,500円~7,000円/㎡約1,000円~1,800円/㎡

まとめ

今回は、ベランダやバルコニーの防水リフォームの基礎知識、種類や費用、業者の選び方などご紹介しました。

  • ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の種類は「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」がある
  • 防水リフォーム工事を施工する業者は「防水専門業者」「塗装業者」「リフォーム会社」など
  • リフォームの施工場所や悩みによって、最適な業者を選ぶことがとても重要
  • ベランダやバルコニーの防水リフォーム工事の価格相場は、施工方法により約2,500円~8,000円/㎡

ベランダ防水の施工実績

この記事を書いた人

店長写真 eリフォーム店長 後藤

初めまして、eリフォームにご訪問下さいましてありがとう御座います。

店長の後藤まさるです。


突然ですが、『リフォームを頼んで失敗したご経験はおありでしょうか?』


私はありまして、過去実家のリフォームを家族が依頼し、よくわからないままにいい加減な工事をされてしまい、母が苦しんだのを覚えています。


人生でも数回しかリフォーム、特に屋根や防水工事などは行わないため、私と同じような思いをしてほしくないという思いから..eリフォームというお店を立上げました。


地味な我々ですが、丁寧で良いリフォーム工事をお届けできるよう全力を尽くすことをお約束致します。

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