今回の記事は、こんな人へ向けて書いています。
- ベランダ防水工事の依頼先はどこ?
- 失敗しない業者選びのポイントは?
- 防水工事の内容・費用を知りたい!
ベランダ防水工事は、ハウスメーカー・リフォーム会社・外壁塗装会社・防水専門会社の4つの業者に依頼可能です。
それぞれの業者の特徴や依頼する際の注意点などは本文で詳しく説明しています。
また、失敗しない業者選びのポイントや防水工事の内容・費用についても解説しています。
ベランダ防水工事が依頼できる業者
初めにベランダの防水工事を依頼できる業者を紹介します。
基本的に防水工事が依頼できる業者は「ハウスメーカー・リフォーム会社・外壁塗装会社・防水専門会社」の4つです。
業者 | 特徴 | デメリット | 工事費用 |
---|---|---|---|
ハウスメーカー | 大手で安心/全国対応◎ | 防水工事の専門ではない | 高め |
リフォーム会社 | 幅広い工事に対応 | 工事費用が高くなる | 高め |
外壁塗装会社 | 自社施工または下請け施工 | 下請け施工の場合、品質に差が出る | 下請け施工高め 自社施工安め |
防水専門会社 | 防水工事のプロ | 会社数が少ない | 変動する ※施工内容による |
ハウスメーカー
- 大手で安心感がある
- 全国対応をしているところもある
ハウスメーカーとは、住宅の設計や施工、販売などを一貫して行っている大手の住宅会社のことです。
品質が安定しており、信頼できるほかアフターサービスも対応してくれることが特徴です。
一方で、提案される見積書の工事費用が高くなることや分業*体制のため伝達ミスが発生する可能性があります。
*分業:手分けをして仕事をすること。会社の中で各産業部門に分割されていること。
参考文献:goo辞書 – 国語・英語・四字熟語のオンライン辞書「分業とは」辞書>国語辞書>社会>経済>「分業」の意味,2025年05月02日
リフォーム会社
- 地域密着型で中小企業が多め
- 特定の知識や技術を要する工事・大規模工事などが得意
リフォーム会社とは、住宅やオフィスなどの建物を改修・改装する専門の会社のことです。
既存の建物をより快適に過ごせるようにする工事を目的としています。
ハウスメーカー同様に、見積書の工事費用が高くなるデメリットがあります。
外壁塗装会社
- 外壁の塗装を専門に行う会社
外壁塗装会社は名前の通り、建物の外壁の塗装を専門に行う会社です。
工事の方法は自社で施工を行う「自社施工」と、下請け業者に施工を依頼する「下請け施工」の2つあります。
工事を依頼する前に、依頼先が自社施工か下請け施工なのかを確認しましょう!
下請け施工の場合、施工の依頼先によって品質の差が出ることや、伝達ミスが発生する可能性があるので注意が必要です。
防水専門会社
- 防水工事を専門で行う業者
防水専門会社は、防水工事のプロフェッショナルです。
防水工事に関する専門的な知識と技術を持っているほか、工事後のメンテナンスや修理にも対応している特徴があります。
一方で、会社数が全国的に少ないため他社との比較がしにくく、信頼できる業者かを見極めるのが難しいデメリットがあります。
工事の前にチェックしよう!見積もりのポイント

ベランダの防水工事を始める前に見積もりについて確認しましょう!
押さえておきたいポイントは以下の2つです。
- 見積もりは複数社に取ろう
- 見積書は具体的に記載されているか
見積もりは複数社に取ろう
見積もりは1社ではなく、必ず2~3社に見積もりを取りましょう。
複数社に見積もりを取ることで、他社との比較や工事のイメージをしやすいからです。
平均的な一般の相場よりも安すぎるまたは高すぎる業者には注意しましょう。
見積書のココに注目!

上の見積書は、全て「一式」とされていて細かい内訳がないため、どんな工事内容を行い、材料は何を使用するのかなど一切わかりません。
このような見積を出す業者は、お客さんには分からないからと、本当は必要な工程を省いて工事をする可能性があります。
もし、上記のような見積を出されたときには、実際にどんな工程でどんな材料を使って工事をするのかを聞くようにしましょう。
そのほかにも、見積書の中で分からない部分があれば、質問し解決してから工事を行いましょう!
業者選びは慎重に!信頼できる業者とは?

では実際にどの業者に工事を依頼すればよいのでしょうか?
ポイントは以下の2つです。
- 疑問点やデメリットにも答えてくれる
- アフターサービスの対応がある
疑問点やデメリットにも答えてくれる
1つ目は、疑問点やデメリットにも答えてくれる業者を選ぶことです。
建築用語は基本的に素人に馴染みのない専門用語が多いのが特徴で、分かりづらくなっています。
相手の立場に立てる人は、分かりづらい用語を噛み砕いて、分かるように説明してくれますので、そのような業者を選ぶと安心してお任せすることができます。
また、工事を行う上での疑問点やメリット・デメリットも答えてくれる業者を選びましょう!
分からないことは放置せずに、工事の前に解決しておくことがポイントです。
アフターサービスがあるか
2つ目は、工事終了後のアフターサービスの対応がある業者を選ぶことです。
例えば、施工不良があった場合に無償で修理対応をしてくれるか、施工後の定期点検をしてくれるかなどです。
アフターサービスがある業者を選ぶことで、もし、何か予期せぬ不具合が起きた場合でも十分なサポートを受けることができます。
ベランダ防水工事の内容と費用
ベランダ防水工事は簡易補修・ウレタン防水工事・FRP防水工事の3つあります。
それぞれの工事内容と費用について説明します。
簡易補修

簡易補修では、コーキングなどを使って、小さなひび割れなどの隙間を埋めます。
工事費用は比較的安く、工事期間も半日~1日で終わります。
工事内容によって金額は変動しますが、一般的な工事単価は約3,500円/m~です。

ウレタン防水工事

ウレタン防水は、液状の防水材を塗り重ねて行う防水工事です。
ウレタン防水は凹凸面でも工事が可能で、さらに既存の防水材の上から塗り重ねも可能です。
他の防水工事と比較して工事費用が安めですが、手抜き工事をされる可能性が高いため、依頼する業者選びが重要になります。
ウレタン防水工事の一般的な単価は、工法によって変動しますが約3,000円/㎡~です。
防水層の上に塗布されているトップコートの耐用年数は約5年なので、5年に一度は定期的にメンテナンスを行いましょう!

FRP防水工事

FRP防水は、ガラス繊維を含んだ繊維状の強化プラスチックの上から、樹脂を塗って防水層を形成する防水工事です。
FRP防水は非常に優れた防水性を持ち、工事期間が短いのが特徴ですが、他の防水工事と比較して工事費用は高くなります。
またFRP防水は紫外線に弱いため、トップコートを塗布して防水層を保護する必要があります。
トップコートの耐用年数は約5年なので、5年に一度は定期的にメンテナンスを行いましょう。
FRP防水工事の一般的な単価は、約5,000円/㎡~です。

施工事例をみてみよう
実際にeリフォームで施工した、ベランダの防水工事の施工事例を紹介します。
ベランダ防水工事の詳細とBefore・After写真も載っていますので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
- ベランダ防水工事が依頼できる業者
-
ハウスメーカー/リフォーム会社/外壁塗装会社/防水専門会社
- 見積もりのポイント
-
- 見積もりは複数社に取ろう!
- 見積書が具体的に書かれているか
- 業者選びのポイント
-
- 質問やデメリットも答えてくれるか
- アフターサービスはあるか
- ベランダ防水工事の費用
-
- 簡易工事
-
約3,500円/m~
- ウレタン防水工事
-
約3,000円/㎡~
- FRP防水工事
-
約3,000円/㎡~
eリフォームでは無料で現地調査を行っていますので、ベランダ防水工事を検討している人はお気軽にご相談ください!
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。