FRP防水の再施工とは?塗り替えとの違いや相場、DIYはできるのか?を解説します

FRP防水の再施工とは?塗り替えとの違いや相場、DIYはできるのか?解説します
  • FRP防水の再施工と塗り替えの違いが分からない
  • FRP防水の再施工の相場が知りたい
  • FRP防水のベランダ床面がひび割れてるんだけど再施工したほうがいい?
  • FRP防水の再施工ってDIYできる?

FRP防水の再施工とは、既存の防水層を剥がして新しく防水層を作ることです。

一方で、FRP防水の塗り替えとは、FRP防水に施された表面のトップコートを塗り替えることを指しています。

では、費用相場はどのくらいでしょうか?

FRP防水の再施工の費用相場は、業者や地域により約4,000円~8,000円/㎡前後です。

また、FRP防水のベランダ床面に色褪せや小さいヒビがある場合は、トップコートの塗り替えで補修ができます。

しかし、すでに雨漏りしてる場合や防水層が浮いてる場合は再施工が必要になります。

再施工のDIYは可能ですが、FRP防水の施工は技術が必要失敗のリスクが高いため、迷ったら業者に依頼をしましょう。

今回は、FRP防水の再施工と塗り替えの違いや価格の相場、DIYできるのか?など解説します。

目次

FRP防水とは?

FRPの床面

はじめに、FRPについて紹介します。

FRP防水とは

FRPとは、繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced plastics)の略称です。

ポリエステル樹脂とガラス繊維で作ったシートを組み合わせて作る防水層のことを、FRP防水といいます。

FRP防水の特徴

  • 軽量で強度がある
  • 耐久性、耐摩耗性に優れている
  • 防水性が高い
  • 継ぎ目のない防水層が形成できる
  • 硬化速度が速い

FRP防水の再施工とは?塗り替えとの違いは?

再施工と塗り替えについて

FRP防水の再施工とは?

一般的に”FRP防水の再施工”は、既存のFRP防水層を剥がし、新しくFRP防水層を作り直すことを指します。

また、FRP防水の耐用年数は10年~20年と言われていますが、摩擦や紫外線による劣化、地震などの揺れにより経年劣化してしまいます。

定期的なメンテナンスが重要なため、劣化してしまうと再施工が必要になります。

FRP防水の塗り替えとは?

次は、”FRP防水の塗り替え”です。

塗り替えとは、FRP防水の保護層であるトップコートを塗り替えることです。

FRP防水は、紫外線に弱いことが知られていますが、トップコートを塗布することにより、防水層の劣化を抑える役割をしています。

定期的にトップコートの塗り替えをして、FRP防水を保護する必要があります。

さらに詳しくFRP防水のトップコートについて知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

こんなときは再施工?塗り替え?

AプランかBプランか

「再施工と塗り替え、どっちにしたらいいのかな?」という人は、下記の表を参考にしてください。

塗り替え再施工
色褪せ
小さいヒビ
表面の剥がれ
雨漏りしている
ひび割れ
床面が浮いている


「まだ雨漏りしてないから大丈夫だろう」という考えは、とても危険です

FRP防水の床面が、ひび割れていたり浮いてきている場合は、すでに雨が染み込んでいる可能性があります

その場合は、塗り替えではなくFRP防水の再施工をしましょう。

FRP防水の床のひび割れ、対策や修理についてはこちらの記事をご覧ください。

FRP防水の再施工と塗り替えの費用相場

業者や地域によって異なりますが、FRP防水の再施工と塗り替えの費用相場はこちらです。

種類費用相場
再施工約4,000円~8,000円/㎡
塗り替え約2,000円~3,000円/㎡

FRP防水の再施工の手順

STEP
施工の準備
FRPのガラスマットを裁断します

まず、施工場所の確認やガラスマットの裁断、工具の準備など行います。

STEP
高圧洗浄
高圧洗浄機で床面を綺麗にします

次に、高圧洗浄機を使用して床面や立ち上がり部分の汚れを落とします。

床面を綺麗にすることで、防水層との密着性が高まります。

STEP
合板を張る(必要な場合のみ)
合板を貼ります

合板は、強度や湿気への耐久性を高める役割があるため、必要な場合のみ使用します。

STEP
サンディング(目荒らし)
表面をサンディング(目荒らし)する

次に、塗装面のサンディングを行います。

表面に傷をつけることで凹凸を作り、塗料との密着力を上げます。

STEP
プライマー(下塗り)
プライマーで下塗り

サンディングが終わったらプライマーを塗布します。

プライマーは接着剤のような役割で、塗料との密着度をあげてくれます。

STEP
ガラスマットを敷く
ガラスマットを貼り付ける

プライマーが完全に乾いたら、STEP1でカットしたガラスマットを敷きます。

STEP
ポリエステル樹脂を塗布
ガラスマットの上からポリエステル樹脂を塗布

ガラスマットにポリエステル樹脂を塗布します。

STEP
トップコートを塗布
トップコートを塗布する

乾燥が終わったら、最後にトップコートを塗布して完成です。

トップコートは1度か2度塗りします。

STEP
FRP防水のベランダ床面が完成
綺麗なFRP防水のベランダ床面が完成!

完全に乾いたら、FRP防水の床面の再施工が完成です。

FRP防水の再施工はDIY可能?

DIYできる?

結論から言うと、”FRP防水の再施工はDIYで可能ですが、自己責任で行ってください

まず、FRP防水は専門的な知識や技術が必要で、とても難しい施工です。

失敗してしまった場合、さらに金銭的負担になってしまいますので、不安な方はDIYではなく業者に依頼することをおすすめします。


ベランダの床面トップコートのDIYについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ

今回はFRP防水の再施工について、塗り替えとの違いや費用相場、DIYはできるのか?を紹介しました。

  • FRP防水の再施工とは、既存の防水層を剥がして新しく防水層を作ること
  • 再施工の費用は、地域や業者により約4,000円~8,000円/㎡
  • FRP防水のベランダ床に色褪せや小さいヒビがある場合は、トップコートの塗り替えで補修可能
  • すでに雨漏りしてる、浮いてる場合は再施工が必要になる
  • FRP防水の再施工をDIYで行うことは可能だが、難しい施工のため失敗のリスクが高い
  • 迷った場合は、業者に施工を依頼するのがおすすめ

ベランダ防水の施工実績

この記事を書いた人

店長写真 eリフォーム店長 後藤

初めまして、eリフォームにご訪問下さいましてありがとう御座います。

店長の後藤まさるです。


突然ですが、『リフォームを頼んで失敗したご経験はおありでしょうか?』


私はありまして、過去実家のリフォームを家族が依頼し、よくわからないままにいい加減な工事をされてしまい、母が苦しんだのを覚えています。


人生でも数回しかリフォーム、特に屋根や防水工事などは行わないため、私と同じような思いをしてほしくないという思いから..eリフォームというお店を立上げました。


地味な我々ですが、丁寧で良いリフォーム工事をお届けできるよう全力を尽くすことをお約束致します。

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