角樋とは?丸樋との違いや選び方、設置・交換のポイントをわかりやすく解説!

角樋とは

「角樋(かくどい)」とは、断面が四角い形をした雨どいです。

屋根に降った雨水を集めて、スムーズに地面へ流す役割があり、特に近年の住宅でよく使われています。

シャープで直線的なデザインは、外観にすっきりとした印象を与え、丸樋に比べて排水能力が高い点も魅力のひとつです。

この記事では、角樋の特徴や丸樋との違い、選び方のポイント、交換の目安までをわかりやすく解説します。

「うちの雨どい、角樋かな?」「交換のタイミングはいつ?」といった疑問がある人は、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

目次

角樋とは?

角どい

角樋とは、断面が四角い形をしている雨どいです。

主に、屋根から流れ落ちた雨水を地面まで導く役割があります。

建物の外観にすっきり馴染むことから、新築やリフォーム時に選ばれるケースが増えています。

屋根の軒先に取り付ける「軒樋」や、地面まで雨水を流す「竪樋」にも角樋が使われています。

断面が四角いため、水がたまりにくく、大雨にも対応できる排水能力が特徴です。

なお、「雨どい」「竪樋」に関する詳しい内容については、以下の記事で解説しています。

角樋と丸樋の違いは?メリットデメリットを比較

丸樋

※画像引用:丸樋

雨どいには、主に「角樋」と「丸樋」の2種類があります。

ここでは、それぞれの特徴を比較してみましょう。

スクロールできます
種類特徴メリットデメリット
角樋四角い断面排水能力が高い
外観がすっきり
落ち葉やゴミがたまりやすい
丸樋丸い断面ゴミが流れやすい
施工が簡単
排水能力がやや劣る

角樋は、屋根の面積が広い住宅や、スタイリッシュな外観を求める人におすすめです。

一方で、曲がった部分に落ち葉がたまりやすいため、こまめな清掃が大切です。

角樋はどんな家に向いている?選び方のポイント

スタイリッシュな家

角樋は、次のような住宅に向いています。

①屋根の面積が広い家

一度に流れる雨量が多いため、排水能力の高い角樋が好都合です

②モダン・スタイリッシュな外観を目指す家

直線的でシャープな印象の角樋は、最近の洋風住宅にもよくマッチします

③強風や豪雨の多い地域

四角形の形状により、大量の雨水にも対応でき、破損のリスクも抑えられます

選ぶ際には、「色・素材・サイズ」もチェックしましょう。

耐久性の高いガルバリウム鋼板製の角樋や、外壁と同じカラーで統一感を持たせたデザインが人気です。

角樋のメンテナンス内容と費用相場

メンテナンスには、以下の3つの方法があります。

  • 清掃
  • 修理・交換
  • 保護塗装

①清掃

清掃
軒樋に落ち葉が溜まっている

特殊な形は除きますが、軒樋は受け皿のようになっており、落ち葉やゴミが溜まりやすいです。

さらに角樋は、断面が四角くく、角にゴミが溜まります。

角樋が落ち葉で詰まると、上手く排水ができず、雨漏り建物の劣化に繋がるため、年に一度は清掃を行いましょう。

以下は、清掃の費用相場です。

【清掃の費用相場】

約5,000円~

※別途、足場費用がかかります

「軒樋」に関する詳しい内容については、以下の記事で解説しています。

②修理・交換

修理・交換

角樋の一部分が劣化している場合は、部分修理を行います。

ひび割れが一部ある場合はシーリング処理、傷みや劣化が一部ある場合は部分的に交換をします。

しかし、経年劣化がひどく、全体的に劣化が進行している場合は、角樋全体の交換が必要です。

角樋全体の交換は、工事費用が高額になるため、年に一度の清掃や点検など、定期的なメンテナンスが大切です。

以下は、部分修理と全体交換の費用相場です。

【部分修理の費用相場】

約50,000円~

【全体交換の費用相場】

約200,000円~ 

※どちらも、別途足場費用がかかります

③保護塗装

保護塗装

角樋は、紫外線などの影響を受けやすく、日々劣化が進行しています。

特に、角樋によく使用される塩化ビニールは、紫外線に弱く、ひび割れしやすいです。

角樋に保護塗装を施すことで、直接受ける紫外線の影響を少なくして、劣化を遅らせることができます。

以下は、保護塗装の費用相場です。

【保護塗装の費用相場】

約50,000円~ 

※別途、足場費用がかかります

角樋を長持ちさせる方法

落ち葉よけネット

角樋を長持ちさせる方法は、定期的な清掃と点検を行うことです。

ゴミや落ち葉が蓄積すると、角樋の劣化が進行します。

特に落ち葉は蓄積しやすいので、写真のように「落ち葉よけネット」を用いる方法もあります。

清掃や点検・ネットの設置は高所作業で、転落や死亡事故のリスクがあるため、専門の業者に依頼しましょう!

まとめ

角樋は、見た目も機能性も高い雨どいの一つです。

屋根から流れる雨水を、効率よく排水し、家を雨漏りや外壁の劣化から守ってくれる大切な存在です。

  • 角樋は排水能力が高く、モダンな外観にもマッチ
  • 丸樋との違いを理解し、家にあったタイプを選ぶことが大切
  • 異変に気がついたら、早めに修理や交換を検討する

定期的なメンテナンスで、安心できる暮らしを続けましょう。

eリフォームでは無料で現地調査を行っていますので、気になる点がございましたらお気軽にご連絡ください!

最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

店長写真 eリフォーム店長 後藤

初めまして、eリフォームにご訪問下さいましてありがとう御座います。

店長の後藤まさるです。


突然ですが、『リフォームを頼んで失敗したご経験はおありでしょうか?』


私はありまして、過去実家のリフォームを家族が依頼し、よくわからないままにいい加減な工事をされてしまい、母が苦しんだのを覚えています。


人生でも数回しかリフォーム、特に屋根や防水工事などは行わないため、私と同じような思いをしてほしくないという思いから..eリフォームというお店を立上げました。


地味な我々ですが、丁寧で良いリフォーム工事をお届けできるよう全力を尽くすことをお約束致します。

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