火災保険の申請では、小さな見落としが原因で「減額」や「不支給」になってしまうケースが少なくありません。
写真の撮り方、見積書の書き方、必要書類の整え方など、難しい作業はありませんが、基本を知らないまま進めると申請がうまく通らないことがあります。
この記事では、現場で実際によく起こる失敗例と、その回避方法を分かりやすく解説します。
初めて火災保険を使う方でも迷わないよう、できるだけ専門用語を使わずにまとめました。
よくある火災保険の申請ミス
火災保険の申請がうまくいかない多くの理由は、難しい内容ではなく「基本の抜け」です。
特に次の3つは、現場でもよく発生する代表的なミスです。
写真の撮り方のミス

被害を証明するうえで、写真は最も大事な資料です。
しかし、以下のような撮り方をしてしまう人が非常に多いです。
- 被害箇所だけをアップで撮っていて場所が分からない
- 「全体写真」と「拡大写真」がそろっていない
- 天候・状況が分からない
- 暗い時間に撮影してしまい、状況が見えにくい
正しい撮り方のコツは「全体→中間→拡大」の3段階で撮ることです。
場所・損傷・状態がひと目で分かるため、審査も通りやすくなります。
見積書の不備

見積書は「どこを、どう直すのか」を示す重要な資料です。
- 工事内容が大まかで、部位が分からない
- 実際の被害と関係のない工事が含まれている
- 単価や数量の記載がなく、金額の根拠が不明
おかしな工事をやろうとしていると思われたり、過大な工事分まで請求してきていると思われ、静かに否認されることが多いです。
業者には 「火災保険の申請で使うので、詳しく書いてください」 と最初に必ず伝えましょう。
書類の不足・記入漏れ

書類の不備も、申請が止まってしまう大きな原因です。
- 契約者情報の記入漏れ
- 罹災状況(被害の説明)が簡単すぎる
- 修理前の写真が足りない
- 求められた追加資料を提出していない
書類で迷ったら、保険会社に遠慮せず問い合わせる方が確実です。
小さな疑問を放置すると、後で申請が止まりやすくなります。
火災保険申請に関する詳しい内容は、以下の記事をご覧ください↓

誤解しやすい火災保険「対象外」ケース

火災保険には「対象になると思っていたのに実は対象外だった…」というケースが多くあります。
代表的なのは、次の4つです。
- 経年劣化(時間の経過で自然に傷んだもの)
- もともと壊れていた箇所
- DIYで悪化した損傷
- 傷が小さすぎて被害として認められないもの
ただし、経年劣化の中に“風災による損傷”が混ざっているケースは実際とても多いです。
そのため、最初に気づいた時点で 写真を残しておくことが非常に重要 です。
「これって対象外?」と迷った場合は、専門業者の現地調査が役立ちます。
修理対象の具体例など詳しく知りたい人は、下記の記事も是非ご覧ください↓

再申請・修正対応の方法
火災保険の申請は、一度でダメでも終わりではありません。
状況次第では「再申請」や「書類の修正」で通るケースが多くあります。
“ダメだった=終わり”ではなく、原因を整理したうえで改善すれば、十分にチャンスがあります。
再申請できる主なケース

以下のような理由がある場合は、再申請が認められやすいです。
- 追加の写真で被害の根拠が証明できる
-
→初回より鮮明・角度の違う写真があると有利です。
- 見積書を正しい内容に修正できる
-
→最初の見積書がざっくりしていた、他工事が混ざっていた等はよくあるパターンです。
- 不足していた書類を揃えられる
-
→罹災状況の説明を、具体的にしただけで通る例もあります。
- 現地調査で新たな根拠が分かった
-
→調査員が気づいたポイントが、追い風になることもあります。
写真の改善や、説明文を少し具体的にするだけで通ることもあります。
再申請の進め方

再申請はただ書類を出し直すだけでなく、「なぜ通らなかったのか」を正確に把握することが大切です。
- 保険会社に否認理由を確認
- 写真・見積書・説明文の不足を見直す
- 必要なら専門業者にサポート依頼
- 不足分を揃えて再提出
最初から“きれいに揃った書類”を出すことが、一番の近道です。
火災保険申請で成功率を上げるためのコツ

火災保険の審査は、“丁寧さ”と“証拠の量”で大きく変わります。
以下のポイントは必ず押さえておきましょう。
- 被害を見つけたらすぐ写真を撮る
- 修理前・仮補修前の状態も残す
- 同じ箇所は角度を変えて複数撮影
- 自分で補修した箇所は補修前に戻して撮影
- 見積書は詳細に書いてもらう
- 書類に迷ったら保険会社に確認
- 専門業者の現地調査を活用
どれも特別な知識はいりませんが、積み重ねるだけで成功率が大きく上がります。
まとめ
火災保険の申請は、初めての方でもポイントさえ押さえれば決して難しくありません。
「写真」・「書類」・「見積書」を丁寧に揃えれば、スムーズな申請が可能です。
eリフォームでは、火災保険の申請サポートや相談サービスも実施しています。
不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

