ホームセンター「ナフコ」では、雨樋(あまどい)も手軽に購入できます。
価格が比較的安く、種類も揃っているため、DIYやリフォームを考える人から注目されています。
しかし、「本当にナフコの雨樋で大丈夫?」「他のメーカーと何が違うの?」と不安に思う人もいるでしょう。
そこで、この記事ではナフコの雨樋の特徴や価格帯、メリット・デメリットを整理し、向いている住宅タイプや交換目安も解説します。
施工の注意点や選び方も紹介するので、購入前にぜひ参考にしてください。
最後まで読んでいただけると幸いです。
ナフコの雨樋の特徴

※画像引用:(株)ナフコ
ナフコの雨樋は、ホームセンターならではの手軽さと価格の安さが魅力です。
塩化ビニール(塩ビ)製を中心にラインナップされており、軽量で扱いやすいためDIY需要にも対応しています。
また、必要な部材を1本単位で購入できるため、部分補修や小規模な工事にも適しています。
ただし、大手メーカーのようにデザイン性や高級感に特化したシリーズは少なく、基本は「シンプルで標準的な雨樋」が中心です。
そのため、コストを抑えて実用性を重視する住宅に向いています。
ナフコ雨樋の価格帯

雨樋を選ぶうえで、費用感は特に気になるポイントです。
ここでは、ナフコで購入できる雨樋の価格帯を、素材ごとに整理しました。
種類 | 価格帯(1mあたり) | 特徴 |
---|---|---|
塩ビ製 | 約500円~ | 最も一般的で安価。部分補修向き |
スチール製/カラー鋼板系 | 約1,500円~ | 強度があり、塩ビより長寿命 |
アルミ製/その他金属系 | 約2,500円~ | 軽量で錆びにくいが、価格はやや高め |
あくまで参考価格であり、地域や店舗によって変動します。
購入前に必ず確認しましょう。
ナフコ雨樋の耐用年数と交換目安

塩ビ製雨樋の寿命は、10~15年が目安とされています。
紫外線や寒暖差により、ひび割れ・変形が起こりやすく、劣化が進んだら早めの交換が必要です。
金属製なら20年以上使用できるケースもありますが、雪国や沿岸部では劣化が早まるため注意が必要です。
見た目に問題がなくても、勾配不良や内部の詰まりによって機能が低下することもあります。
5年に1度は業者点検を受けると安心です。
雨樋の色あせや劣化サインについては、以下の関連記事も参考にしてください↓

ナフコ雨樋の施工時の注意点

手軽に購入できるため、DIYに挑戦する人も多いですが、以下のリスクを理解しておきましょう。
- 勾配が不適切だと、水が流れずオーバーフローが発生する
- 接合部のズレで、強風や積雪時に外れる可能性がある
- 塩ビは伸縮性が大きく、取り付け方次第で破損しやすい
オーバーフローは、放置すると外壁や基礎に悪影響を与える可能性もあります。
詳しい原因や対策は、以下の関連記事で解説しています↓

一方で、大規模交換や長尺部材の取り付けは、専門業者への依頼が基本です。
特に、高所作業は落下事故の危険があるため、安全面からもDIYには注意が必要です。
他ホームセンターの雨樋との違い

ナフコ以外にも、カインズやコメリなどのホームセンターでも雨樋を扱っています。
ただし、それぞれ特徴が少しずつ異なります。
- ナフコ
-
地方を中心に店舗数が多く、塩ビ製を中心に入手しやすい価格帯
- カインズ
-
関東~中部エリアに強く、オリジナル建材の種類が比較的豊富
- コメリ
-
農村部にも多く展開しており、農業資材と一緒に雨樋を調達できる便利さ
このように、店舗の分布や取り扱い製品の傾向が違うため、住んでいる地域や目的に応じて比較検討するのが安心です。
ナフコ雨樋のメリット

ナフコの雨樋には、他メーカーにはない「手軽さ」や「価格の安さ」があります。
具体的なメリットを、整理して見ていきましょう。
- 価格が安い
-
ホームセンター価格のため、他メーカーに比べてリーズナブル。
部分補修にも向いています。
- 手軽に入手できる
-
店舗で部材を揃えられるので、急な補修にも対応可能です。
- 軽量で扱いやすい
-
塩ビ製中心のため施工性が良く、小規模工事にも適しています。
ナフコ雨樋のデメリット

一方で、ナフコの雨樋には注意しておきたいポイントもあります。
長く安心して使うためには、デメリットを理解しておくことが大切です。
- 耐久性は高くない
-
塩ビ製は紫外線や寒暖差で劣化しやすく、金属製ほど長寿命ではありません。
- デザインの幅が少ない
-
標準的な色・形状が中心で、外観にこだわる住宅には物足りないことも。
- 保証や施工体制に制限
-
DIYで取り付けた場合、施工保証は基本的に付きません。
ナフコ雨樋が向いている住宅タイプ

※画像引用:(株)ナフコ
ナフコの雨樋は、すべての住宅に万能というわけではありません。
特徴を踏まえると、特に次のような住宅におすすめです。
- 【コスト重視の住宅】
-
補修や部分交換で、コストを抑えたい場合に適しています。
- 【シンプルな住宅】
-
外観デザインよりも、機能性を重視する住宅に向いています。
- 【DIYで部分補修を検討する住宅】
-
小規模交換を試してみたい人には、入手しやすい選択肢です。
まとめ
ナフコの雨樋は、ホームセンターらしい手軽さと価格の安さが大きな魅力です。
一方で、耐久性やデザイン性では専門メーカーに劣る面もあります。
- 【安くて入手しやすい】
→部分補修やDIYにも対応 - 【シンプルな性能】
→コスト重視の住宅に向いている - 【交換目安は10~15年】
→定期的な点検が安心
「価格を抑えたい」「すぐに補修したい」というニーズには、特にフィットする選択肢といえます。
逆に、長寿命やデザイン性を重視する人は「パナソニックの雨樋」「元旦ビューティ工業の内どい」など、他メーカーにも多様な選択肢があります。
比較することで、より納得のいく選び方ができるでしょう。


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最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。