「朝、家の前に金属の板みたいなのが落ちていた」「これ、うちの屋根の部品……?」
そんなご相談を、強風や台風のあとによくいただきます。
屋根の部品が落ちるトラブルは、どの家でも起こりえる身近な問題です。
そのまま放置すると、雨漏りの原因になったり、ご近所トラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、屋根の部品が落ちたときにまず確認すべきことと、安全に対応する流れを分かりやすく解説します。
トラブルを防ぐための「備え」として、ぜひ参考にしてください。
屋根の部品が落ちる原因とは?
まず知っておきたいのが、「なぜ落ちたのか」ということです。
実は、屋根の部品が落ちる原因は風だけではありません。
強風・台風による飛散

台風や突風のとき、屋根の端にある「金属のカバー(棟板金)」や「スレート瓦」が飛ばされることがあります。
普段はしっかり釘で留められていますが、年数が経つと釘が少しずつ浮いてきてしまいます。
そこに強い風が吹くと、バキッ!と外れてしまうこともあるのです。
そして怖いのが、飛ばされた部品が隣家の窓や車に当たってしまうケースです。
実際に「屋根の一部が飛んで、隣の家のガラスを割ってしまった」という相談も少なくありません。
経年劣化・施工不良

築15年以上経つと、屋根の部品を留めている釘や金具が錆びたり、下地の木が弱くなります。
なかには、施工時に釘の打ち込みが浅かったり、固定が不十分なケースもあります。
つまり、見えない部分の劣化がトラブルの引き金になるということです。
棟板金が飛んで隣家に被害を与えてしまった場合の損害賠償や対応方法については、下記で詳しく解説しています↓

屋根の部品が落ちたときに確認すべきこと

屋根の部品が落ちているのを見つけたら、まずは落下物や被害の範囲を落ち着いて確認することが大切です。
安全を確保したうえで、次のポイントをチェックしましょう。
- 落ちているものの種類をチェック
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「金属の板?」「スレートの欠片?」など、形や素材をよく観察して写真を撮りましょう。
後で業者に見せると、どの部分から落ちたのか特定しやすくなります。
- 屋根本体を見上げて異常がないか確認
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どの辺から落ちたのかを、ざっくりで構いませんので確認してください。
ただし、絶対に屋根に登らないようにしましょう。
濡れた屋根は非常に滑りやすく、転倒や転落の危険があります!
- 隣家や車への被害を確認
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もし隣家の壁や窓、停めてある車に当たっていた場合は、写真で記録を残してください。
後の保険申請や報告の際に、客観的な証拠として役立ちます。
屋根の部品が落ちたときにやってはいけないこと

焦って自己判断で動いてしまうと、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。
- 落下物をすぐに捨てない
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落ちていた部品は、捨てずに保管しておくことをおすすめします。
火災保険の申請や業者の調査で「これが実際の部品ですね」と確認する際に役立ちます。
- 少しの破損だからと放置しない
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「欠けただけだから大丈夫」と思い放置すると、雨水が入り込み、見えない部分から腐食が広がる恐れがあります。
屋根の部品が落ちたとき【修理前チェックリスト】

屋根修理を依頼する前に、次の3つを押さえておくと対応がスムーズです。
被害状況を「記録」しておく
落ちていた部品や屋根の全体、被害箇所などを後から確認できるよう、スマホで残しておいてください。
「全体→詳細→周囲」の順で撮影しておくと、状況を説明しやすくなります。
火災保険をチェックする
火災保険に「風災」の補償が含まれている場合、修理費をサポートしてもらえる可能性があります。
補償内容と自己負担額を、念のため確認しておきましょう。
専門業者に相談する
屋根の専門業者なら、安全な方法で状態を確認してくれます。
「無料点検」や「写真付き報告書」がある会社を選ぶと、後の判断もしやすいでしょう。
屋根の部品が落ちたら、誰に相談すべき?

屋根の部品が落ちた場合、状況によって相談先が変わります。
まず、優先すべきことをまとめると次の3点です。
- 部品が落ちたけど、まず誰に連絡すればいい?
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まずは屋根の専門業者へ
何が落ちたか分からなくても、専門業者なら現場で確認してくれます。
応急処置や点検も任せられるので、最初の相談先として安心です。
- 隣家や車に被害がある場合はどうする?
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保険会社へ連絡
部品が飛んで隣家のガラスを割ったり、車に傷がついた場合は、早めの報告が大切です。
火災保険の「風災」や個人賠償責任保険で補償されるケースがあります(条件あり)。
- 隣家への声かけは必要?
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状況に応じて一言伝える
被害が目に見えている場合、相手も心配しています。
「業者を呼んで確認しますので、しばらくお待ちください」と伝えるだけで、誤解やトラブルを防げます。
無理に謝る必要はありません。
まとめ
屋根の部品が落ちたときは、まず安全を確保し、落下物を記録してから専門業者へ相談を。
「どの部品が落ちたのか分からない」ときは、点検によって棟板金などの不具合が見つかることもあります。
火災保険を上手に活用しながら、早めの修理で被害の拡大を防ぎましょう。

