【お問い合わせのきっかけ】
千葉県市川市にて、2階建て6世帯の木造アパートを所有されているオーナー様より、雨漏りについてご相談をいただきました。
入居されたばかりのお部屋で雨漏りが発生し、早急に対応したいとのことでお問い合わせをいただいています。

担当者:後藤
棟板金部分交換工事の内容|貫板交換と防水処理を含めた施工
【施工前】


【施工後】

【工事内容】
・棟板金の部分交換(約12m・ブラック)に加え、貫板の交換および防水処理(防水紙またはブチルテープ)を実施
・三つ又部や屋根のひび割れ箇所にシーリング補修
【工事の詳細(費用・期間・使用材料)】
施工箇所
屋根棟部分
施工期間
2日間
施工金額
約35万円
使用材料
・棟板金(黒)・貫板
・防水紙・シーリング材

雨漏りの原因は棟板金?過去の事例から見えた共通点と劣化状況
今回の物件では、実は過去にも反対側のお部屋で雨漏りが発生しており、その際は棟板金の浮きや貫板の劣化が原因とされていました。
そのため今回も、雨漏りが発生した位置が棟のY字に分かれる三つ又部分の真下であったことから、「同じ原因ではないか」とのことで調査のご依頼をいただいています。
実際に現地を確認したところ、棟板金および内部の貫板には経年による劣化が見られ、防水性の低下が進んでいる状態でした。
特に三つ又部分は構造上、雨水が入りやすく不具合が起きやすい箇所でもあるため、今回の雨漏りの原因となっている可能性が高いと判断しています。
また、築42年ということもあり、これまでの経年劣化の蓄積も影響していると考えられました。
そこで今回は、棟板金の部分交換とあわせて貫板の交換を行い、さらに防水紙による防水処理を施すことで、再発防止を考慮した施工をご提案しました。
棟板金の交換時期についての詳しい内容は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

棟板金交換工事の様子|防水性を高める施工の流れ
■施工前の様子


既存の棟板金は、釘浮きなどの経年劣化が進んでおり、内部の貫板も含めて交換が必要な状態でした。
■既存棟板金・貫板の撤去


まずは、既存の棟板金と貫板を撤去していきます。
内部の状態を確認しながら作業を進めることで、見えない部分の劣化もしっかりと把握します。
■防水処理(防水紙)

貫板を設置する前に、防水紙を用いて下地の防水処理を行います。
棟部分は雨水の影響を受けやすいため、この工程を行うことで雨水の浸入リスクを軽減します。
■貫板の設置

新しい貫板を設置し、棟板金を固定するための下地を整えます。
耐久性を考慮し、しっかりと固定していきます。
■棟板金の設置・シーリング処理


新しい棟板金を設置し、継ぎ目部分や棟が交差する三つ又部にはシーリング処理を行います。
特に三つ又部は雨水が入りやすい箇所のため、細部まで丁寧に仕上げることで、風雨の侵入を防いでいきます。
■屋根のひび割れ補修


棟以外にも確認された屋根のひび割れ部分については、シーリング材を使用して補修を行います。
■施工完了



施工完了後は、棟板金がしっかりと固定され、防水性・耐久性ともに向上した状態となりました。
まとめ|棟板金交換は“見えない下地処理”が重要
- 棟板金と貫板は経年劣化により交換が必要になるケースが多い
- 貫板の劣化は板金の浮きや飛散につながる原因となる
- 防水紙よる下地処理で、防水性を高めることが可能
- 三つ又部分など、雨水が入りやすい箇所の処理が重要
- 見えない部分までしっかり施工することで、長持ちする屋根になる

アパートの場合は入居者様への影響もあるため、早めの対応が重要になります。
今回のように原因がある程度想定できる場合でも、実際の状態を確認しながら適切に施工することが大切です。
同様の症状でお悩みの方は、早めの点検・メンテナンスをおすすめします。










