【お問い合わせのきっかけ】
千葉県船橋市にお住まいのお客様より「雨が降ると雨どいから水があふれてしまう」とのご相談をいただきました。
築17年、ご自身がお住まいのお宅です。
お話を詳しく伺うと、
- 強い雨が降ると、排水側へ水が流れず手前から溢れる
- 手前側の雨どいが黒く変色している
- 新築当初から勾配が悪いような気がしていた
とのことでした。
長年“なんとなくおかしい”と思いながらも使えていた状態が、ここ最近の雨量増加で症状としてはっきり出てきたケースです。

担当者:後藤
工事情報
【施工前】


【施工後】

【工事内容】
1階雨どい交換工事(軒樋・竪樋交換)
【工事詳細】
使用材料
-シビルスケアPC50(パナソニック)
-雨どい専用金具
施工期間
1日間
施工金額
約9.8万円

工事前の状況
現地調査を行ったところ、1階の雨どいに勾配不良が確認されました。
さらに内部には泥や砂、落ち葉が堆積しており、一部には苔も発生している状態でした。
本来であれば雨水とともに自然に流れるはずの汚れが、その場に留まり続けていることから、排水がスムーズに行われていないことが分かります。
特に排水口付近では泥が固着し、水の流れを妨げていました。
これは単なる「詰まり」ではなく、
- 勾配不足により水が滞留
- 滞留した水に土埃が溜まる
- 常に湿った状態が続き苔が発生
という状態です。
その結果、雨量が多い日には排水しきれず、手前側からオーバーフローしていました。
お客様が感じていた「最初から流れが悪い気がする」という違和感は、施工当初の勾配精度に原因があった可能性が高いと判断しました。
工事の状況
■既存雨どい内部の確認・清掃


まずは、既存の雨どいの内部の状態を確認しました。
内部には泥や砂が堆積し、一部には苔も発生していました。
これは雨水がスムーズに流れず、長期間滞留していた証拠です。
勾配不足により水が溜まり、その水分が堆積物をため込み、さらに流れを悪化させるという悪循環が起きていました。
■既存雨どい・金具の撤去


既存の軒樋・竪樋および軒金具を撤去します。
金具の高さにばらつきがあり、排水方向への十分な勾配が確保されていない状態でした。
今回は根本的な改善を目的に、金具位置から見直します。
■軒金具の取付け

排水口へ向かって適切な勾配が取れるよう、赤い水糸を使用しながら高さを確認し、軒金具を新設しました。
雨どいは、数ミリの傾斜差で流れが大きく変わります。
この工程を正確に行うことで、再発を防ぎます。
■新しい雨どいの取付け


軒金具の設置後、新しい軒樋(PC50)を取り付けました。
その後、排水能力を確保するため竪樋も新設しています。
接合部のズレや段差が出ないよう調整しながら固定し、屋根から地面まで一連の排水経路を整えました。
■通水確認

新しい雨どい(PC50)の取付け後、実際に水を流して排水状況を確認しました。
施工前は途中で水が滞留し、手前側からオーバーフローしていましたが、施工後は排水口へ向かってスムーズに流れることを確認。
勾配が正しく確保されていることを目視・通水の両方でチェックしました。
■工事完了


新しい軒樋・竪樋・軒金具の固定状況、接合部の納まり、全体の勾配精度を最終確認し、問題がないことを確認して工事完了となりました。
今回は軒樋だけでなく竪樋も交換し、排水経路全体を改善しています。
屋根から地面までの排水ラインが整い、機能面だけでなく外観もすっきりとした仕上がりになりました。
単なる清掃ではなく、原因からしっかり改善した施工となります。
今後は雨量が多い日でも、安心してお過ごしいただける状態になりました。
雨どいの不具合は早期対応が重要です。
雨どいの勾配不良や詰まりを放置すると、
- 外壁の汚れや劣化
- 軒天の腐食
- 雨漏りの原因
- 基礎周辺への水はね被害
などにつながる可能性があります。
船橋市周辺で「雨どいから水があふれる」「強い雨の日に心配」といった症状がある場合は、お早めにご相談ください。

