【お問い合わせのきっかけ】
千葉県柏市の物件を所有されているオーナー様より、管理会社様を通じてご相談をいただきました。
入居者様より「雨が強い日に天井裏からポタポタと音がする」との連絡があり、現地調査のご依頼をいただきました。
当初は「雨どいの不具合ではないか」とのご認識でしたが、実際には天井に雨染みも確認されており、建物内部に雨水が回っている可能性がある状況でした。
管理会社様としても、入居者様の生活への影響を懸念されており、原因の特定と早期改善をご希望されていました。

担当者:後藤
屋根葺き替え工事の内容
【施工前】


【施工後】

【工事内容】
2階 大屋根葺き替え工事
【工事の詳細(費用・施工期間・使用材料)】
使用材料
オークリッジ
(オニキスブラック)
施工期間
5日間
平米数
75平米
施工金額
約140万円
※足場代込み

天井裏の雨音の原因を調査|築50年の屋根で判明した劣化状況
現地調査では、屋根全体の状態を細かく確認しました。
今回の建物は築約50年で、ご購入から4年ほど経過していましたが、その間は屋根のメンテナンスは行われていない状況でした。
また、室内側では天井に雨染みが確認されており、実際に雨水の影響が出ている状態でした。
屋根に上がって確認したところ、瓦自体には大きなズレや割れは見られなかったものの、経年による劣化が全体的に進行していました。
特に懸念されたのが、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)の状態です。
ルーフィングは雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っていますが、一般的に耐用年数は20〜30年程度とされており、今回のように築年数が経過している場合は、防水機能が低下している可能性が高くなります。
このような状態になると、表面上は問題がなく見えても、雨水が屋根内部に回り込み、天井裏に伝わることで「ポタポタ」という雨音として現れることがあります。
今回もまさにそのケースで、外観だけでは判断が難しい“屋根内部の劣化”が原因である可能性が高いと判断しました。
今回のように、雨音や雨染みといった症状があっても、原因が一箇所とは限らず、屋根内部の劣化が進行しているケースも少なくありません。

屋根葺き替え工事の流れ|瓦撤去から新屋根材施工まで
■既存瓦の撤去・清掃



既存の瓦を一枚ずつ丁寧に撤去し、敷地内に一時保管します。
あわせて屋根面の清掃も行い、次の工程に備えます。
■野地板(合板)の施工



瓦を撤去した屋根に、新しく野地板(合板)を施工します。
屋根の土台となる部分であり、強度や仕上がりに大きく関わる重要な工程です。
■ルーフィング・役物・屋根材施工



野地板の上にルーフィング(防水シート)を敷設し、雨水の侵入を防ぐ層を形成します。
その後、ケラバや唐草といった役物を取り付け、新しい屋根材「オークリッジ」の施工を進めていきます。
■屋根仕上げ(棟板金の施工)|雨水の侵入を防ぐ最終工程



屋根全体にオークリッジを施工した後、貫板の設置や棟板金の取り付けを行い、屋根の仕上げを行います。
細部までしっかりと納めることで、防水性能を高め、安心してお住まいいただける状態へと仕上げます。
なお、屋根工事完了後には、雨水の排水機能を整えるために雨どい交換工事もあわせて実施しています。
まとめ|雨音の原因は屋根内部の劣化でした
- 柏市にお住まいのお客様より、強い雨の日に天井裏から音がするとのご相談
- 外観では分からない屋根内部(ルーフィング)の劣化が原因の可能性
- 築50年のため、防水層の寿命を考慮し葺き替え工事をご提案
- 瓦屋根を撤去し、下地から新しく施工することで防水性能を根本改善
- 屋根工事後は雨音も解消し、安心して住める状態へ改善

「雨音がする」という症状は、実際に雨漏りが起きる一歩手前のサインであることが多いです。
特に瓦屋根の場合、表面に大きな異常がなくても、内部の防水シートが劣化しているケースは少なくありません。
「音だけで様子を見るか迷う」というご相談も多いですが、今回のように早めにご相談いただくことで、大きなトラブルになる前に対応することが可能です。










